tabenyanのブログ

寝ても起きても、食べるの大好き。何と言われても、好きだから仕方がないんです。

HARIBOのグミ

 

「HARIBO」グミ

 子どもというものは、総じてグミが好きである。あんな固いものがなぜそんなに?と思う。

 そのせいか、巷にはさまざまな種類のグミがあふれかえっている。フルーツ味、梅味、コーラ味、まあいろいろあるものだ。なかでも、HARIBOのグミはフルーツやコーラ味で、しかもいろんな形の物があって、子どもたちに大人気だ。
 さかのぼること数十年前、子どもだった私は、そのころそんなにお店に売っていなかったグミに出会う。仕事の関係でドイツに行っていた親戚のお土産の中にそれはひっそりと紛れ込んでいた。記憶が確かならば、それはアルファベットの形をしていた。グミをいうものを食べたことがなかった私は、それをゼリーか何かだと思って口に入れた。その瞬間、衝撃が走った。
「噛めない!」
 それほどそれは新鮮な固さだった。
 歯には自信があった。スルメでも、真昆布でも、なんでも食べていた。それなのに!
 もしかして、この赤い色の物体は、イチゴ味をしたゴムなのかも知れない。その当時、そんなになかった外国製のお菓子、ということもあり私の疑念はふつふつ膨らんだ。これは、お菓子ではないのかも知れない、と。なら、なんなのか。その謎を解き明かすことなく、その菓子は、いつの間にか目の前からも、記憶からも消え去った。
 久しぶりに目にしたのは、あのときゴムのような物だと思ったグミ、HARIBOだ。口にそっと入れてみると、やはり、あのときに感じたように固い。日本のそこら辺に売っているグミより明らかに固さが一段上だ。でも、昔よりはグミに対する耐性ができたのか、食べられないほどでもない。
「これって、子どもの好物だよね」
 それならば!柔らかい物ばかり食べている子どもの顎を鍛えるために、毎日少しずつ 少しずつ食べさせるのも良いかもしれない。

 また一つ、HARIBOを購入している私がいた。