tabenyanのブログ

寝ても起きても、食べるの大好き。何と言われても、好きだから仕方がないんです。

リューユーパンの「ヤキリンゴ」

f:id:tabenyan:20210823212403j:plain

「やあ、久しぶり」
 スーパーに行って、これ見つけると、古い級友に会ったときのような懐かしさを覚える。やきりんごといっても、リンゴが焼かれているものではない。彼女は、「ヤキリンゴ」という名前で、袋にはリンゴの絵が描かれているにもかかわらず、原材料にはまったくりんごは使われていないふうで、包みには「リンゴ風味のクリームをサンドしたブッセです」とだけかかれている。リンゴ風味?そう思いながら食べても、やっぱりりんごの風味はしない。でも、白くて優しい甘さのクリーム、そして、きつね色に焼かれた軽いどらやき型のパン(カステラ?)に挟まれた焼きリンゴを食べると、なんとなくホッとする(お値段も、九十八円から百六十円くらいと、ホッとする設定だ)。紅茶でもあれば、完璧だろう。近所の店では売っていなくて、たまに旅先などで見つけると、四個入りの袋を三つぐらい買ってしまう。賞味期限は数日なので、期限内に食べるのはなかなかハードだ。それでも、最後の一個を食べるときは、もう、しばらく親友に会えないような、寂寥感を覚える。 
 屋台のやきりんごでも、焼いているりんごでもないこの「ヤキリンゴ」を、私は愛してやまない。

追伸 先日、あわしま堂の「焼きりんご」というお菓子を見つけた。これもヤキリンゴと同じような形状だけど、もう少しパン部分がふっくらと大きく、しかもクリームの中に、りんごの果肉が入っていた。お値段が少し高めの60円だからだろうか。