tabenyanのブログ

寝ても起きても、食べるの大好き。何と言われても、好きだから仕方がないんです。

ふわとろエアインチョコサンド

 

 

ふわとろエアインチョコサンド(158円)

 ごめんなさい、これまでコンビニスイーツを軽視していました。買うのもなるべく安いシュークリームくらい。それも、このごろ百円では買えなくなって買う気をなくしていたところ。
 昨日、思い切ってふわとろエアインチョコサンドなるものを買った。買った動機は至って簡単。チョコ系のふわふわしたものが食べたいけれど、百円台に抑えたかったということ。あんまり期待もせずに家に帰ってびっくり。細長い袋を開けた瞬間、普通のビスケットにチョコがサンドされているお菓子だと思っていたのが、なんと、上は板チョコのようなものが乗っているではないか!こんな固そうなチョコが乗っていたら、かじったら中からクリームが出て、下のチョコビスケットが割れてしまうんじゃないかと不安におののきつつ、おそるおそるかじりついた私。そして、またまたおったまげ。チョコが軽い!歯ごたえ軽やか。なぜなぜ?袋の説明書きを読んで納得、エアインチョコなのだ。でも、エアインチョコといえば、ちょこにぶつぶつ穴ができていて不細工なはずなのが、そんな形跡なし。きっと細やかな泡が入っているに違いない。なんて細やかな配慮なんだろう。びっくりついでに、うまい。エアインチョコと、チョコクリーム、チョコビスケットの三つが見事な三重奏のハーモニーを奏でていて素敵。ハーモニーとか言う使い古された言葉がとても似合うこのふわとろエアインチョコサンド。長細いからすべて食べきるまでの時間も長く(?)満足感あふれるお菓子であった。どこかで食べたよく似たチョコサンドはこの三倍近い値段であっただけに、この価格でこのおいしさに久々ヒット。ファミマよ、素晴らしいお菓子をありがとう。また、いそいそと買いに走ること間違いなし。

白えびビーバー

 ピンクのパッケージが、棚の一角を占領している。そのフォルム、間違いなく関西では見かけない顔だ。それにしても、このスーパー、お菓子コーナーがおかきだらけだ。そう、ここは米どころ富山。納得して再び棚を見回すと、やはりそのピンクぶりは突出している。おかきとピンクの不思議な取り合わせ、しかもキャラクターはその名のとおりビーバーで、キャラクターも黄色という、関西顔負けのド派手ぶり、思わずその袋を手にしてレジへ向かった。
 一口サイズの長方形のおかきをかじると、思ったよりも固くなくざらっと溶ける。溶けていくその向こう側で風味の良い昆布が感じられ、口の中に主役エビがしっかり味を残す。塩辛いだけではなく、昆布の甘みが優しい。
 それにしても、なぜこんな長方形の形をしているのかしらと不思議に思っていると、それはビーバーの歯の形らしい。袋に描かれてたビーバーの歯形を見ながら、私の手は止まることなく袋の中につっこまれ、気がつくと空っぽになっていたのでした。

とやまアルペン乳業「カウヒー」

 富山のスーパーを探索していたときのこと、乳製品コーナーでつぶらな瞳に見つめられているのを感じて振り向くとそこに。
 ほんの少し後ろを振り向き気味の顔、むっくりとした体つきの優しい牛さんたちが並んでいたのでした。そのかわいさと、つぶらな瞳ぶりに、立ち去ることができず、そのなかの一本を手に取ると、レジに向かったのでした。
 ご当地コーヒーは多々ある中で、珈琲感があり、しかも私好みのまったりとした甘み。かわいいだけではない存在感を感じたのでした。カウヒーはCOWFFEEと、COW(牛)とCOFFEE(コーヒー)をかけた、粋な命名もすてき。
 翌日、気になってまたスーパーを探索していると、たくさんいるではありませんか、牛さん。乳製品コーナーを圧巻しているだけだと思ったら、パンとコラボしているものもあり、ついつい手にしてしまう私。
 この牛さん、富山アルペン乳業のモーモーちゃんという名前のキャラクターでした。関西ではまったく姿を見かけませんが、どこかでひょっこり再会したいなあと思うのは私だけでしょうか。

スガキヤラーメン

 スガキヤと聞いて甘酸っぱいような懐かしさを覚えるのは、ある一定以上の年齢の方かもしれない。今も店舗はあるけれど、昔よりずっと数がすくなくなっていると思うのは気のせいだろうか。
 小さい頃、近くのショッピングセンターにスガキヤの店舗があり、よく行ったものだ。価格も安く、いつも店の前には行列ができていて、母の買い物につきあってへとへとになったお昼時、スガキヤ寿がきや)いこうか、という母の言葉に喜んで行列の最後尾に並んだのを覚えている。
 ある日、並んだ行列、あと一人というところでなかなか順番が回ってこない。食べる人が見えるカウンター式の店舗、ならんだすぐ目の前で食べる若い女性が、スガキヤ特有のフォークのぎざぎざがついたスプーンの上に、丁寧にラーメンを一本ずつ乗せて食べているのが見える。ぐうぐうなるおなかを押さえながら、嗅覚と視覚だけが鋭くなった状況で、倒れそうになりながら、はやく食べてくれないかなあと待っていたあの瞬間が今でも忘れられない。
 このところあまり見かけない(私の家の近所に?)スガキヤ店舗だけれど、最近、遠出した先で実店舗を見つけた。お値段は比較的安価。出てきた小ぶりの器に入ったラーメンは、白っぽいスープで和風のだしっぽいにおいが漂う。どきどきしながらひとすくいすると、昔と変わらないほっとする優しい味が口に広がった。パンチも隠し味もない、ストレートな普通ラーメン、なかなかいい。ただ、量は少な目で、大人なら余裕でもう一杯いけそうだ。
 中部地方へ行ったとき、スーパーの棚を見ると、スガキヤブランドの乾麺をちらほらと見かけた。それが写真の物。食べてしまうのがもったいない。とっておきの時間に、ゆっくりと味わって食べようと思っている。

マルカワの「フーセンガム」

 オレンジやイチゴの絵の四角い箱は、まるで宝石箱のようだ。箱を振ると、からからと音がする。開けると、なんと、そこから四つもの丸いガムが出てくる。これで十円。これなら、四人の友達とシェアすることだって可能だ。コストパフォーマンスの良さに、私は幼い頃からいくつ、その箱を買い求めただろう。
 でも、このガムは、その名前に反して、一つ食べたところでフーセンガムにはならない。時々、器用な友達が、小さなふーせんを作ることはあったけれど、私ときたら、からきしだめだった。ひと箱すべて食べてもなかなかふーせんに出来ないわたしは、もうひと箱買い求めることもあった。
 この前、久しぶりに、スーパーでまるかわのフーセンガムを見つけた。いい大人が駄菓子屋にいくのは恥ずかしいけれど、スーパーならキャベツと牛乳の間に忍び込ませたらいい。それは、オレンジ、イチゴ、ぶとうの三つの箱のセットになっている。どきどきしながら、イチゴの箱を手にする。ん?なんか、箱が昔より小さくなったような?続く中身のガムの玉も、手のひらの上で、まるで点のように小さい。
 いや、私が大きくなったのかも知れない。何十年ぶりに歩いた昔の路地も、昔そのまま変わっていないはずなのに、小さく感じたっけ。
 小さなガムを口にしてふーせんをつくろうとしたけれど、やっぱり昔と同じように、不器用な私には作れなかった。でも、昔と同じイチゴ味が、口いっぱいに広がった。

ブルボンの「ルマンド」

 駄菓子ではないけれど、これ、小さい頃に必ず家にあったお菓子だ。バームロール、チョコリエールと合わせて、ルマンド三兄弟と呼んでいた。横に十本並んでいるあの袋を見ると食べたくなる。そういえば、いろんな食べ方、したような。
食べ方一
 袋から取り出して、そのまま食べる。とても割れやすく、崩れやすい。一つのかけらも落とさずに、上を向いてかけらを口の中に落としながら食べる。
食べ方二
 買ってきたものの、もろいその性質から、すでに割れているとき。思い切って袋の上からボリボリに割ってしまい、小さな器に入れて、牛乳をかけて食べるフレーク食べ。
食べ方三
 冷蔵庫で一時間ぐらい冷やして食べる。冷やすだけだけど、とてもおいしい。

 小さい頃によく食べたけれど、最近食べていなかった。久しぶりにお菓子コーナーをじろじろ見ていると、棚にひっそりとあるではないか。即買いして帰った。食べると、やっぱり薄くてもろい。なんとなく小さくなったような気がするのは、やっぱり私が大きくなったせいだろうなあ。

ミックス餅

明光製菓のミックス餅(二十四円)

 f:id:tabenyan:20210823212301j:plain餅、と名前がついているのに、お正月の餅みたいに真っ白でなく、赤や黄色や緑など華やかな色がついている。しかも、餅と名前がついているくせに調理しなくてもいいし、醤油やのりを巻かなくてもそれ単独でイチゴや青リンゴのフレーバー付きだ。
 極めつけは、透明の容器に添えられているつまようじ!この特別感、というのは、つまようじなんてなくても食べられるのについているつまようじ。セロテープでとめられたふたをもどかしくはいで開けると、胸をドキドキさせながらそっとお気に入りの青リンゴ餅をそっとつまようじでさして口に入れたときの高揚。
 今日こそはこのまま飴のように小さくなるまで舐めていようと思うけれど、いつの間にかつまようじから餅ははずれて口の中で噛んでいる。またこの噛みごたえが「餅」であることを再確認させる。子どもだけの、特別な餅なのだ(大人になってもやっぱり食べているけど)。