tabenyanのブログ

寝ても起きても、食べるの大好き。何と言われても、好きだから仕方がないんです。

うまい棒(サラミ味)

「よくがんばったね。はい、どうぞ」
 f:id:tabenyan:20210608201558j:plain散髪屋さんで、子どもがもらって喜んでいるのは、うまい棒だ。このごろ、子ども関連の景品などで、目にする機会が増えたように思う。ちょっとしたお店の気遣いで、子どもも大喜びしている。
 今でも人気のうまい棒だけど、このお菓子は私の小さい頃からあった。今ほどいろんな味の種類はなかったものの、必ず駄菓子屋にはニ、三種類ぐらいあって、王道はソース味だったと記憶している。
 その中で、私が大大好きだったのが、「サラミ味」だ。これは、なぜが私のよく行く駄菓子屋にはいつもあるわけではなかった。あの当時は確か赤いパッケージで、赤い色を見かけると、嬉しくて二つは買ってしまう(→大人買いはできない、気の小さな子どもである)。当時、サラミは高くて、母に食べたいとねだっても、なかなか買ってもらえないものの一つだった。そこにいけば、うまい棒は一本十円。十円でサラミ味があの長さをかじる時間の間、堪能できるとあれば、儲け物だ。ギザギザのきりくちを開けると、ふわりとサラミ特有の甘辛い香りが漂う。かじり口はふわふわして頼りないけれど、その大きさと長さが、軽さをカバーする。社会人になって、一人暮らしをして、サラミが高いなあと思うときも、好んで買った。
 かくして、私はこのん十年の人生、本当によく、うまい棒サラミ味のお世話になり続けているのである。